ども!cheriottoです!!
大相撲の横綱である白鵬が5月9日から開催される大相撲夏場所を休場する事がニュースとして取り上げられましたね。
単純に休場すると、横綱の給料ってどうなるのか気になったことありませんか?
ちなみに3月場所も休場していたので、これで6場所連続の休場となるみたいです。
横綱の休場って多い気がするんですが、こんなに休場が多い理由や、また、休場すると「引退」という事が騒がれるのも気になりますよね?
そこで、今回は「横綱が休場で給料はどうなる?休場が多い理由と引退との関係は?」として、情報をまとめてみましたので、是非、ご覧ください!
この記事で書かれている内容
横綱が休場で給料はどうなる?
まずは、休場で給料が出るのか、出ないのかを探ってみました!
休場でも給料は出る!
答えは休場しても給料は「出ます」。
これは横綱だけでなく、格付けと呼ばれる力士のランクで「十両」より上は皆出ます。
これだけを聞くと「ズルイな〜」と思う人もいるかもしれませんが、私たちも有給休暇で休んでも給料は出ていますので、ある意味これと同じなのかもしれませんね。
しかし、当然休場している場合は、その場所で「優勝」することはありえませんので、勝負に関連する「優勝賞金」等は出ないことになります。
横綱や他の力士の給料ってどれくらい?
では、実際にもらっている給料がどれくらいなのかをまとめてみました。
- 横綱 300万円/月
- 大関 250万円/月
- 三役 180万円/月
- 前頭 140万円/月
- 十両 110万円/月
横綱だったら年収として3600万円となり、十両でも年収1320万円となります。
これはあくまで「給料」のみであり、これ以外に会社員と同じように年に2回のボーナスや出張手当(力士の場合は巡業手当)があったりします。
また、当然ながら優勝するともらえる優勝賞金などの「賞金」はこれらとは別に発生することとなります。
なので横綱まで上り詰めると、必然的に優勝する可能性も高まりますから、「収入」全てをまとめると凄い額になってきますね。
金額だけをみると「凄い額もらってるなー」と思いますが、力士が現役でいられる期間を考えると判断が難しいのも事実ですね。
横綱の休場が多い理由と引退との関係
さて、横綱含め力士が休場しても給料が貰えるのがわかったところで、次に、そもそも休場が多い理由と、休場するとすぐに引退が囁かれる理由について、その関係をまとめてみました。
横綱が休場する時ってどんな時?
皆さんは学校や、会社を休む時ってどんな時ですか?
会社であれば有給休暇という制度があるので、旅行行くために休んだり、私用で休むこともあると思いますが、だいたいは、体調が悪い時ですよね。
横綱や力士も同じで、休場するのは怪我をしてたり、体調面に問題を抱えている事がメインとなります。
皆さんが体調を崩した時も、無理をせずにまずは休み、回復してから学校や会社に出るようにしますよね?(ブラックは違うかもしれませんが。。。)
横綱もそれと同じくです。
特に横綱においては、皆が横綱に勝つためにあの手この手を使って勝ちに来ようとするので、ハードな戦いだらけですし、何より対戦相手が上位格付けだらけですから、怪我はつきものとなってくるのは想像できますよね。
逆にいうと、休場せずに毎場所出続けることの凄さも見えてきますね。
横綱に求められるものって何?
ここで少し話題がそれますが、横綱に与えられた「特権」とそれに伴ってくる「責務」があるのはご存知ですか?
相撲には「格付け」と呼ばれる力士のランクをあらわすものがあり、「横綱」というのはその最高位にあたります。
ボクシングでいうところの「チャンピオン」ですね。
ボクシングや他のスポーツでは、チャンピオンになっても次の試合で負ければその勝った人が新しいチャンピオンとなり、負けた方はその時点ですぐに「元」チャンピオンとなってしまいますよね。
相撲の場合はそれとは異なっていて、力をつけて優勝を繰り返し、「横綱」という最高位に上り詰めたあとは、負けても降格することはありません。
横綱の一つ下の「大関」の場合は、負けが続いたりすると「関脇」など順に降格するのですが、横綱はいつまでたっても横綱のままです。
なので、引退するまでその最高位を保ったままとなるわけです。
これが、横綱に与えられる「特権」です。
もう少し細かい特権としては、新幹線ではグリーン車、飛行機ではファーストクラスに乗れたりという事もあるのですが、ここでは省略しますね。
そして、その「引退するまで最高位」という特権に対して発生する責務は、当たり前として「最高レベルの相撲の内容」と、「最高の成績」の二つを常に同時に求められることとなります。
勝負の世界ですから、「勝つ事があれば負けることもある」といったことは一切認められず、横綱は「勝利」だけが求められるということですね。
だからこそ、横綱になるための審査が非常に厳しいというのは納得できてきますよね。
横綱の休場が多い理由は?
勝つこと、勝ち続けること、そして相撲の内容としても見ている人達が満足する内容でなければならないのが横綱という事がわかってきましたね。
そして、その横綱の相手となるのは格付けは上位の力士だらけ。
そりゃ横綱といえども怪我はしてしまいますよね。
でも、「怪我したから負けました」が認められないのが横綱なんです。
だって常に「勝利」を求められているから。
だから、必然的に「休場」となってしまうという事なんですよね。
しかし、ここで難しいのが、常に勝利を求められるということは、常に試合に出続けなければならないということでもあるんですよね。
矛盾するようなことではあるんですが、最高の相撲が見せれないから休場する、でも休場するということは勝利には繋がらないため、横綱に求められる責務には反することになるってことなんですよね。
余談ですが、昔、怪我の影響でなかなか勝てずにいたとある横綱が、自ら大関への降格を申し出たものの却下された事があったそうです。。。
横綱はどうやって引退するの?
では、そんな横綱が引退する時は、どうやって引退するのでしょうか?
それは、横綱自らが引退を口にすることのみとなります。
よく「横綱審議委員会」という言葉を耳にすると思いますが、この委員会が行えるのは、「引退した方がいいんじゃないですか?」という勧告のみ。
横綱審議委員会にも横綱を引退させるという命令権はありません。
よって横綱は「引退する」と自分が口に出すまでは横綱であり続けることとなり、それと同時に、最高の相撲と、常に勝利を求められることとなるわけです。
だからこそ、休場が続く横綱が現れると「引退」という言葉が飛び交うことになるんです。
まとめ
今回は「横綱が休場で給料はどうなる?休場が多い理由と引退との関係は?」として色々調べてみましたが、休場しても給料もらえる横綱は羨ましいなとはなかなかならない内容でしたね。
横綱が休場するというのは、「足が痛いから、今場所はちょっと休みます」という軽いノリではなく、怪我による肉体的なものと同時に、精神的にもかなり追い詰められている状況だという事がわかりました。
「あなたずっと最高位でOK」という横綱に与えられた特権は他には類を見ない内容ではあるものの、その責務や周りからの圧はとてつもなく重く、大きいという事です。
昭和の大横綱と呼ばれた「千代の富士」が引退の際に、
「体力の限界」
「気力もなくなり引退することになりました」
と語っていましたが、改めて横綱という人達は、体力、気力ともに極限の中で戦っているんだなと思いました。
同時に単に体が大きいからだけではなく、その「品格」も横綱に求められる要件なのでしょうね。
そんな事を思いながら、5月場所を見てもらえたらなと思います。
最後まで読んでいただき有難う御座いました!
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